2008年02月06日

事業成功の鍵

K・F・S
 事業計画策定の過程で重要なステップのひとつに、事業成功の鍵(Key Factors For Success=K・F・S)の発見があります。
 まず、外部環境・内部環境分析などから、起業しようとしている事業の特性を把握します。事業活動を、開発、資材調達、生産、技術、販売、サービスといった個別の活動に分解し、どの活動を特に重点的に強化・攻略すればよいかを競合他社との比較のうえで見定めるのです。この過程で、顧客がどんなことを欲しているのかも、見えてきます。
それは、業種業態により、競合状況によって様々です。
・製品の品質・品格=高級車
・味=ビール・飲料、モスバーガー
・商品のバリエーション=デパート、ファッション衣料
・技術力=IT・Web業界
・生産設備=鉄鋼(規模の経済)
・低コスト=百円ショップ、1000円理髪、格安ハンコ屋チェーン、ガスト、マック
・好立地への出店=スーパー、百貨店、駅ナカ
・整備された販売網=ビール
・広告・宣伝=化粧品、自動車
・イメージ=ビール・化粧品
・ブランド=音響製品、腕時計、ビール
等々です。
 これら攻略すべき重点項目の抽出は、後述する「マーケティングの4P」(商品、価格、流通、販促)の各項目と一体化して計画するとK・F・Sなるものが理解しやすくなり、お勧めです。
・商品(新規性、技術、品質、味、サービス、スピード)
・価格(低価格、高価格)
・流通(法人・個人、国内・海外)
・販促(広告、パブリッシング、人的販売、販促=ホームページ・パブリシティ等)
 ここまでに抽出したK・F・Sと、自社分析・SWOT分析の結果わかった自社の持てる資源とのギャップを把握し、そのギャップをどうしたら埋められるかを検討します。自社資源の強化や不足部分の外部とのアライアンスなどが、解決策として考えられます。必要なら顧客セグメントのさらなる細分化、ターゲット顧客の絞り込み、投入する資源の集中化などの追加検討を行います。
扱う商品が多い場合には、このようなK・F・Sの抽出とギャップの分析、解決策の検討は、商品ごと、顧客セグメントごとに行う必要があります。
これまでに実施してきたポジショニングやSWOT(強み)分析、そして、K・F・Sの検討等が、そのまま以降の事業計画の骨格となっていきます。


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